脳とC言語

 脳科学の授業オモシロス。動物が人間の言葉を理解するとか、人間とコミュニケーションとれるということについての講義を受けた。実際にTVとかにでている動物が本当に言葉を理解しているのかっていうのはなかなかTVだけじゃ分からないみたいで。実際、どれくらいの確率で理解しているのか分からないし、本当に言語を理解しているのかは分からないと。例えば、犬をしつけて名前を呼んでこっちに来るのは、言語を理解しているかと言われたら微妙というようなものです。
 昔、足し算が出来る馬がいたそうだ。トレーナーが数式を言うと、その答え分だけ蹄で音をならすという芸。大勢の観客の前でさまざまな計算を100発100中でやってのけたそうだ。しかし、それを検証するためにトレーナーの声を録音して実験室でやったら全く成功しなかったようだ。馬は、言語を理解して計算していたのではなく、観客の顔を見て蹄をならしていたことが分かった。馬は、蹄を鳴らしていき、答えに近付くにつれ観客の顔を見て、観客の期待を感じていいところでやめていたそうだ。
 動物は、そもそも人間のように言語を使わなくとも雰囲気でコミュニケーションをとる能力が高いらしい。例えば集団で狩をするときなどは、片方が追い込んで片方が捕まえるといったような連携プレーが必要とされるわけで、それを実現するにはその場の空気を最大限に読まないとやってられない。動物が人間の気持ちを理解しているというのも、言葉を理解しているのではなくこのように空気を読んで理解しているという部分が多いとか。
 しかし、動物が言語を理解するというのは非常に危険な発想らしい。例えば、人間がテニスを出来るようになるというのは、人間が話すことが出来るとうのとは全く違う次元の話であることが分かるだろう。会話をするということは、人間にとって生きていく上でほぼ必要不可欠なことで教わらなくとも身につく能力である(母国語に限るが)。しかし、テニスは教わらないと出来るようにならない能力である。つまり、人間の本能に組み込まれてはいないものである。これと同様に、動物が人間の言葉を理解するということは、動物の本能に組み込まれた能力ではなく、教えられて初めて出来るようになる能力である。つまり、動物が言語を理解することが出来るというのは、根底が危うい議論であるのだ。
 ということを習った。来週はもうちょっと立ち入った話になるんだろうか。ふぅ、これからC言語で脳波を表現する式をたててグラフ書くプログラム作らないと(´・ω・`)